ブログ

  1. TOP
  2. ブログ
  3. 特別養護老人ホーム/ショートステイ
  4. この時期に知っておきたい、「冷え性改善して免疫力を強化しよう!」気まぐれ講座。

この時期に知っておきたい、「冷え性改善して免疫力を強化しよう!」気まぐれ講座。

寒い日が続き、冷え性にとって辛い時期が到来しましたね。時にみなさんは冷え性についてどれくらい知っていますか?冷え性と聞くと手足が冷えている程度の認識の方が多いと思いますが、冷え性って、風邪と同じくらい万病のもとなんですよ。 実は冷え性になると便秘・下痢、肥満、むくみ、肌トラブル、肩こり、腰痛、不眠、生理痛、生理不順、更年期障害(男性にも起こります)、不妊、子宮筋腫、子宮内膜症、朝起きれない、疲労感、だるさ、免疫低下によりアレルギーを発症しやすくなったり、がんや生活習慣病を発症するリスクも高まります。ね、意外と怖いでしょ?   では、感染症やコロナ流行期だからこそ聞いて損はない、今回のテーマである冷え性を改善して「免疫力を強化しよう!」に移りたいと思います。ただ冷え性といっても、必ずしも冷え性=体温が低いという訳ではないし、性別によって異なったり、進行度やタイプ別にも分ける事も出来ます。ただそこまで話をすると長くなるので、足が冷たい=体温が低い方も一定数いる事と冷え性改善すると同時に体温があがることに繋がるので、今回はあえて冷え性=体温が低いという考え方で話を進めていこうと思います。   では、なぜ冷え症を改善すると免疫力が強化に繋がるの? それは病気から身を守ってくれる免疫細胞が体の中におり、この免疫細胞は温度が高いと活発化するという特徴があるからです。免疫細胞が正常に働ける温度は36.5℃からで、体温が一度上がるとなんと免疫力が最大で5~6%に上がります。そして反対に体温が一度下がると免疫力は30%も低下するのです。 一般的に健康な人の体温は36.6℃~37.2℃程度で、発熱の37.5℃以上からなると言われています。よって、36.5℃以上に体温を保つことで免疫強化が期待できます。 では次に改善方法についてみていきましょう     【改善方法】 *適度な運動 (一番効果的。体の中で一番熱量を生み出すのが筋肉。筋肉がつくと自然と代謝が上がります) *温かい飲み物をとる (内臓を温める効果があります。紅茶、ほうじ茶、ウーロン茶、ココアなど) *ストレス解消 (ストレスをため過ぎない事)   *入浴 (入浴することで血液の循環が良くなるので、夏場でも入浴する事を推奨します) *湯たんぽ・腹巻・カイロを使って温める。 カイロを貼る効果的な場所 (足冷え改善なら内踝に貼る) (免疫強化・風邪予防なら肩甲骨の中心に貼る) (腰痛予防なら仙骨部に貼る) *バランスのよい食事   次によく間違えている冷え性対策について *厚着をする (適温なら問題なし。ただ発汗するほどの厚着は×。汗は蒸発する際に熱を奪うので、体温が下がり、余計に冷える原因になります。) *靴下を履いて就寝 (どうしても足が冷たすぎて眠れない人には、ゆるめの靴下なら良いとの事ですが、ただ睡眠の質を下げるという問題があり、靴下を履いたまま就寝すると体温が下がり切らず、朝すっきりと起きられない原因になります) *電気カーペットを使用したまま就寝 (布団を温めるだけの使用なら問題ないのですが、発汗するほどの温度を上げる癖がつくと、かえって熱を放散してしまう体になります。靴下と同様で、体温が下がりきらず、朝すっきり起きれない原因になります) *しょうがを食べる (一時的には効果あるも持続的な効果はない。それよりもバランスよく食事をとることが何よりも重要)   全部改善するのは大変だし、継続できないので自分にはこれがあっている、若しくは継続できるものを一つ選んでから実施していって下さい。即効性を期待する人が多いですが、ある程度の期間続けないと効果は得られないし、基礎体温が上がったから絶対に感染症に罹らない訳ではありません。ただ免疫力を少しでも上げたい方はぜひ試してみて下さいね。   あと補足として、上記の対応は遭難時における低体温症の応急処置とは微妙に異なります。そもそも遭難時は低体温症を起こさないのが何よりも重要。日本の山岳遭難における低体温症発症後の(一時間以内)致死率は100%だからです。軽くですが、応急処置についても載せておきます。登山が趣味の方は覚えておくことお勧めします。 *応急処置*こまめにカロリー・水分補給を行う。 *濡れた服は着替え、雨具、防寒着を使用する *冷たい雨風は防ぐ *意識的に温かいものを飲む *誰か一人はツエルト(簡易テント)を持っておく *出来るなら意識がなければ即救急要請 *注意点 低体温症の症状が重度だからといって一気に温めてしまうと冷えた血液が心臓へ流入し、かえって心停止に至る復温ショックを起こす場合があります。なので、急速に温めずに緩やかに温めていくことが肝心です。   ここまで読んでどうでしたか?まあ、全部改善するのは大変だし、継続できないので自分にはこれがあっている、若しくは継続できるものを一つ選んでから実施してみて下さい。即効性を期待する人が多いですが、ある程度の期間続けないと効果は得られないし、体温が上がったから絶対に感染症に罹らない訳ではありません。ただ免疫力を少しでも上げたい方はぜひ試してみて下さいね。   では、福は内。鬼のついでにコロナも外。   無題