継続は力なり

突然ですが、自分の健康のために何か運動をしていますか？ 私は、天気がよければ夕食後にだいたい20～30分くらい自宅周辺を散歩しています。毎日とはいきませんが、できるだけ続けられるように頑張っています。 散歩を始めたきっかけは、年齢を重ねるごとに体力、気力、知力等の低下が気になる年齢となり、特に体重が増加してお腹がでてきたことです。若い頃は、数日ご飯の量を減らすだけで自然と体重を減らすことが簡単にできていたのですが、今ではそれが全然できません。また、加齢による病気が気になる年齢となり、この先、病気によって家族に迷惑をかけたくないとの思いで運動をしています。散歩は、少しでも運動を続けて行うことを目的にしていますので形にはこだわらず気軽に行っています。   しかし、雨が降り続いたり、今日は疲れたから明日歩こうと先送りすると、続けることはなかなか難しいものです。そのため散歩に行く時は、何も考えず、とにかく靴を履いて、玄関を出て、家から離れて、という具合にしていると、自然と足が動いているものです。調子のよい時は早歩きになり、いつのまにか走っていることがあります。歩いている時や走っている時は爽快です。   散歩を続けられるようになってきた頃、市内のマラソン大会のジョギング2kｍに家族で参加をしました。余裕で走れると思っていましたが、息は上がり、まさかの子どもより遅く、ゴールするのがやっとでした。そもそもスポーツで一番嫌いなのはマラソンであり、マラソンのための準備はしていなかったので当然の結果だと思いました。しかし、そんな理由にはしたくないと、一念発起しマラソンを始めることにしまた。   マラソンの始め方は、散歩の時と同じで少しずつ時間や距離を増やして、続けることから始めました。しかし、それだけではやはり続きません。そこで、目標を立てることにしました。その目標は、何と同じマラソン大会の10kmに参加をして完走をすることを目標にしました。マラソンが嫌いな自分にとっては、とても大きな決断です。しかも時間制限ありというおまけ付きです。大会当日までは走る練習を続けたけれど、完走できるかは微妙でした。そんな不安を背にマラソン大会当日を迎え走りだしましたが、マラソン愛好者の方が続々と駆け出し、走っている自分はほぼ最後尾、順位やタイムは自慢できるものではありませんが一生懸命に走り何とか時間内に完走をしました。ゴールをしたことで達成感を得られました。それ以降もこのマラソン大会にはずっと参加をしています。   しかし、これで終わりではありません。次はフルマラソンに挑戦をしようと目標にしたのです。散歩やマラソンを開始した時と同じようにはじめ、ずいぶんと時間をかけ十分な練習量とは言えませんが初めてのフルマラソンに挑戦し、歩きはしたもの何とか時間内に完走することができました。完走したことで、更なる大きな達成感が得られ、やればできると自信を持つことができました。また、継続は力なりとういう言葉が正にこのことだと実感しました。   今も健康のために運動をしていますが、散歩やマラソンを続けられている秘訣は、あまり気負わずに目標に向かってやる決心をして行動をしたことだと思います。行動したことで、今までにない気持ちや景色、考え方になり気持ちよく続けることができています。また、家族や自分の周囲の方の温かい応援があり継続できています。応援のありがたさも改めて実感しました。ここ数年コロナで沈んだ気持ちを払拭したいので、また、フルマラソンに挑戦しようと準備をしています。