皆さんこんにちは。
広報委員会の職員でブログを回しているのですがなかなか早く担当が回ってくるので何を書こうかといつも迷っています…(笑)。
突然ではありますが皆さんは一日の中で「ありがとう」という言葉を何回口にしますか?
人間は無意識のうちに一日一回以上は必ず口にしているように思います。
ただこの「ありがとう」という言葉の本当の意味、皆さんご存知でしょうか?
日本で「ありがとう」という言葉が使われ始めたのは室町時代と言われていますが、その頃はまだ誰かへの感謝の言葉としての意味では使われていませんでした。
「ありがとう」の語源は「有り難しこと」であり、そこに存在するのが難しい、という意味です。つまり感謝の言葉ではなく、珍しくて貴重であるという表現の際に使われていたのです。なので気軽に使う言葉というよりは、仏教の教えの中で仏の慈悲により尊いものを得たときや稀な出来事が起こった時にだけに口にする言葉でした。
それが長い年月をかけて感謝の言葉として一般化されていったのです。相手のしてくれたことは当たり前ではなく「有り難しこと」つまり貴重で稀で尊いものであると考え、仏に向ける言葉を自分の身近にいる人への感謝の言葉として使う日本人の心をとても美しいと感じたからです。
普段、利用者様・同僚・家族・沢山の場面で使う「ありがとう」という言葉ですが人が自分にしてくれたことすべては当たり前ではなく、本来はそこに存在する難しい・有難い出来事なのだという事を胸に刻んで、日々の業務や生活の中で周りの人への感謝の意を伝えていかなければならないと改めて感じました。
「ありがとう」という言葉は人を幸せにします。
言葉、一言で人の心を幸せにする「ありがとう」
皆さんも「ありがとう」の意味を知り、「ありがとう」を沢山の人に伝えてみてください。
きっと自分自身も幸せな気持ちになれると思います。