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生きる力とは?

  過去に保育士をしていた時代に…20代です()…この生きる力を育てる事を基本として、子どもを育てる現場で働いていました。皆さん生きる力を育てるって、何だと思いますか?   保育士をしていた頃に、研修にて生きる力を育てるという事は、『一人で生きていく事ができる力を育てる』ということだと教わりました。生きる力とは、一人で生活できると言う事。(現在保育現場で奮闘されている方へ、過去の教えですので間違っていたら陳謝します) 一人で生活と聞くと、『日常生活を一人でこなす事』と思えますが、食事を例にすると、材料を調理する事で、食事は作れます。では…材料を作る(生産する)事を含めれば、一人で生きるってすごい事ですよね。しかし、それは本当の意味で生きる力とは言いません。 結果、一人といっても、生涯孤独で生活していく事はありません。日常生活の中で、必ずどこかで、自分以外の人と関わる機会がります。 直接的に関わる事のない人との関わりが、例でもあった『食材』です。もちろん関わりが日常的になる身近な人と関わりもあります。コミュニケーション能力を身につけるのも集団生活を過ごす為の生きる力です。 日常生活をこなす力に加え、孤独に耐える力、周囲の人と関わる力、色々な要素を含めたものが、生きる力なのかなと最近になり思うところであります。 今働いているこの職場は、利用者の自立支援を目的とした職場です。この職に就いた際は、保育士から正反対の道と周囲から言われましたが、よくよく今になって、「生きる力」と「自立」は同等な位置ではないのかなと思います。『支援』と『育てる』は、違う言葉ですが、生きる力は子どもも、高齢者も一緒です。   昔は体力があったからできていたのよね()など、みなさんも、たまに言いませんか? 自分自身、若い時に体力的に出来ていた事が出来なくなるのは歯がゆいものです(30代後半でよく遭遇します)。しかし、成長の行き着くところと考えると、納得できる自分がいます。成長という漢字…長く成ると書きます。長く成りすぎたら?折れるなり、垂れるなりしますよね() 長く成りすぎ、折れそうになったり、垂れそうになったりしたら支えがいりますよね? 手段、方法は千差万別ですが、支えるのが、我々職員の役割でないのかなと思う今日この頃です。 屁理屈や勝手な持論が多い中年になってしまった自分も、成長した証なのかな、と思います。