「邦楽グループ楓雅」
10月10日、邦楽グループ楓雅の皆さんにデイサービスで演奏をしていただきました。
尺八とお琴の演奏で春夏秋冬それぞれの季節の曲をメドレーで演奏していただき、歌詞カードを見ながら知っている歌を演奏に合わせて利用者様も皆で歌いました。
他にも「青い山脈」や「古城」など懐かしの曲を演奏していただきました。
尺八とお琴のハーモニーはどこか懐かしく日本の原風景を思わせて、皆さん郷愁にふけっているようでした。
「とても良かった。」「懐かしかった。」と皆さん感激されていました。
「尺八」とは、真竹の根に近い部分から作られる、縦笛の一種です。
全体の長さが一尺八寸(約55cm)あることからその名がつきました。
尺八は表に4つ、裏に1つの穴があります。
歌口と呼ばれる斜めに削られた管の上端に直接口を当て、指で穴を塞ぎながら吹くことで、温かで艶のあるかすれた音色を響かせます。
箏(琴)は奈良時代中国から伝来し雅楽の唐楽の楽器の一つとして用いられ、その起源についてはよく分からない。
普通に琴(コト)というと約182cmの細長い共鳴胴に13本の弦を張り、それぞれに柱を立て音高を決め、右手の三指にはめた琴爪(コトヅメ)で弦をはじいて音を出す。
柱をたてる位置によって調律する。
柱は自由に動かし、弦を押し下げて張力を変化させれば一音半程度の音は出せる。
普通に琴爪(コトヅメ)で弾くだけでなく複数の弦を同時に弾いたりあるいは琴爪の裏ですくったり弦をこすったり、指で弾いたり等々様々な手法が工夫され表現の幅を拡げている。
どちらも歴史ある楽器ですが、現代の音楽にも調和した独特の音色を
奏でていました。