肥えるのは馬だけではなく、ご多分に漏れず、更年期を過ぎようとしている我が身もまた然り。
10月になりました。10月といえば、秋祭り。澄み渡る青い空。どことなく肌寒く感じるようになった風。稲を刈り終えた田んぼ。
…といったイメージだった筈なのに、昨今の気象事情は少々違う様子。
昭和、少なくとも平成の半ば頃までは10月になると衣替えをして半袖で過ごす事などなかったと思うのですが、これを書いている今日現在、冷房がとても心地よく感じられます(これは更年期のホットフラッシュの影響だけでは無い筈)。
小学生の頃(勿論、昭和)、秋祭りになると母親がコタツを出してくれるのがとても楽しみでした。コタツの上には早生ミカン。夜太鼓を見に行く時には寒いので薄手のウールを着ていました。
昭和は遠くなりにけり…ではないけれども、この頃とても「昭和」(ちびまる子ちゃんがほぼ同世代なのであの世界観です)を懐かしく感じる事が増えました。
24時間営業の店はなく、あるのは日曜日が休みの個人商店。携帯電話も当然なく、一家に一台の固定電話。
サブスクもレンタルビデオもなく、家庭用ビデオも電子レンジもエアコンもそれ程普及していなかったあの頃。
今、あの状態にはとても帰れないけれど、あの位の不便さが丁度良かったのかもしれない
なぁ、とふと思う秋の日です。
追記:というものの、スマホがないと何となく落ち着かないし、買物に行って店休日だとガッカリするものです。