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テレマカシ

9月半ばになるというのに、未だに残暑厳しい日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

私はというと、朝に玄関を開け外の熱気を感じるたび、家の中に戻りたくなる気持ちを抑えながら出勤している毎日です。しかし、外に出ると道の端に金木犀が咲いているのを見かけたり、土居の芋炊きの話を聞いたりするなど、秋を少しずつ感じるのがちょっとした楽しみでもあります。

 

特別養護老人ホームしあわせの家では、現在インドネシアの技能実習生が6名働いています。今月、そのうち2名がそれぞれの事情で退職することとなりました。

私は、退職する2人のうちの1人とEグループで一緒に働いていたのですが、退職を知ったときはショックで言葉を失いました。たった2年の付き合いですが、グループにとって彼女は無くてはならない存在になっていたと思います。

出会った当初は、技能実習生を受け入れた初めての年でもあり、今まで日本人だけの職場だったので戸惑いもありました。

しかし、どんな大変な時も「大丈夫、大丈夫」と笑顔で頷く姿はとても心強かったですし、どんな時も率先して動いてくれる姿や、利用者様の心に寄り添うような関わり方など、日本人の私達も見習おうと思うような素敵な仲間でした。

もう1人の実習生は、Dグループでしたが真摯に仕事に打ち込む姿をたびたび見かけていました。彼女も、Dグループの職員達にとって無くてはならない存在だったと思います。

    

 ↑ 昨年の花火大会では母国の踊りを披露してくれました。

 

 

1つだけ覚えたインドネシアの言葉があります。

それは【Terima Kasih】という言葉で、読み方はテレマカシ。インドネシアの言葉で【ありがとう】という意味です。

他の技能実習生には、発音を確認してもらうついでに言えたのに、一緒のグループで働いてくれた彼女には、恥ずかしくて結局1回も言えなかった事をこのブログを書きながら思い出しました。

 

今更ですが2年という期間、一緒に働いてくれた素敵な仲間である二人に

 

Terima kasih banyak!  テレマカシ・バニャック!

(本当にありがとう!)

 

道は分かれてしまいますが、2人のこれからの人生が素敵なものでありますように。

 

ちなみに、新しい技能実習生が今月と来月に1人ずつ入職します。

新しい2人もよろしくお願いいたします。